- キットレンズで大丈夫
- 落ち着いて撮れる
- とてつもなく駅チカ
「殿ヶ谷戸庭園」は国分寺の駅前にある静かな日本庭園。
駅ビルにはたくさんの店が並び、ショッピングや食事を楽しむトコロなのに、その目の前にいきなり登場するワビサビの世界。
外からだと木が多いのと多目的広場が隣接しているところから
「フツーの公園でしょ?」
と思い込んでいる方々も多いかもしれませんが、ここは都立9庭園の一つで国指定名勝に指定されている美しい庭園。
普段は横目で見て通り抜けるココを、実際に足を踏み入れてはいかが?
大芝生をフレーミング
入園料150円を払って最初に現れるのは、ものすごい開放感のある芝生。これは広角で撮りたくなるね。
立派なエノキがズンと構えていてかなり雄大な雰囲気に。
さっきまでの駅前の喧騒がウソのようですな。
平日だからなのかシーズンオフだからなのか、庭園にお客さんはほとんどいない。
これはマイペースでカメラ散歩するのにもってこい。
…オンシーズンっていつなんだ?
小さい松がちょこちょこいるので可愛らしいですね。
ところどころに咲いていたアジサイ。
撮りに行った時は梅雨だったので、やっぱりいました。
わんさかと生い茂ってないトコロが、やっぱ庭園ですなぁ。
竹林から次郎弁天池へ
芝生からぐるっと回って進むと竹林が迎えてくれます。
なかなか竹林て見る機会がないですケド、
まさか都内の街中で見れるなんてね。
しっかし美しく伸びてますなッ
この竹林のすぐ外はフツーに住宅があるんですが、まったくと言っていいほど外が見えない。
(よく見れば見えるけど)
完全に日常とワビサビの世界が分けられててイイ!
竹林を先に進むと涼しげな湧水が。
もう、
苔と水ってだけで涼しくなりません?
湧水の隣は「次郎弁天池」という静かな池。
この手の池には決まって鯉がいるんですが、まぁ案の定ウヨウヨしてまして、そんで寄って来ます。毎度のことながら池に行くと尋常じゃない数の鯉が追いかけてくるのですけど、コレってフツーなんですかね?
茶室・紅葉亭を写す
殿ヶ谷戸庭園のメインスポットだと思われる「紅葉亭」。
茶会などのイベントに利用もできるようなので、趣が美しい。
そういえば清澄庭園にも同様の場所がありましたね。
ただイベントやってるのを見たこと無いっす…
裏手に回るとコレがまたイイ雰囲気ッ!
昔の民家の玄関みたいで今となってはフォトジェニックですねぇ〜
なんだかんだで歩き回っていたら閉園間近になってました。
薄暗くなってから灯る照明もなんだか味のあるオブジェに。Lightroomで周辺露光を暗めにしてあげればなかなか異空間っぽさが出てオモシロくなりますね。
「ジャポリボタニカ」でひとやすみ
駅ビルと商店街の間近の撮影スポットだけあって、お腹が空いてもまったく困らないところがもう最高。
で、今回訪れたのがここ。
ナポリピッツァのお店「ジャポリボタニカ」。
当然メインはピザなんですが、ワインがすごいオイシイ!
(八王子でワインバルやってるんですね)
白ワイン飲みながらピザとカルパッチョとでイイ気分になってしまいました。
時間的にディナーだったので4000円くらいしましたね。ややお高めかもしれません。
雰囲気は結構オシャレなので
悪い意味でカメラオタク全開な格好ではちょっと無理です。
僕はよく言ってるんですが、フォトウォークの時ほど服装はキチンとしたほうがいい。
街中なら特にね。
まとめ
撮影スポットの評価
旧古河庭園や清澄庭園のように主題のあるスポットではありません。
ただ、静かな箱庭といった空間はカメラの練習にはもってこいです。
お客さんも少ないのでガッツリ構えていても邪魔になりにくいのは一眼ユーザーには嬉しいところ。
12-40のやや広角出なくても、14-42(オリンパス)18-55(キヤノン)の標準レンズでも充分フレーミング可能です。マクロがあってもオモシロかったかな。
手始めのフォトウォークにはベストな場所ですよ。
アクセス
JR中央線・西武国分寺線・西武多摩湖線の「国分寺」駅から徒歩2分。
迷いたくても迷えないほど目の前なので、ほぼ説明は要らないトコロです。
ただ、外観からは庭園らしさを感じないので、気付かずに通り過ぎてしまう可能性大。
大きな林があるなと思ったソコが殿ヶ谷戸庭園ですよ。
駅前なのでタイムズやら駐車場はありますが電車で来たほうがラクです。どうしても車で来たいという人は駐車料金が最大1600円はしますのでご注意を。そりゃ駅前ですからね。
参考 公式サイト殿ヶ谷戸庭園