- 構図メイン
- 高彩度がベター
- キャラクター性は薄め

ムーミンの世界観をテーマパーク化したことで有名な「ムーミンバレーパーク」。
キャラクターのグリーティング撮影や原作を知るファンのためのスポットかと思いきや、なんの予備知識もない人でも北欧フォトウォークを楽しめる非日常系の映えロケーションになってます。
ここではキャラを撮らずに風景・建物・オブジェだけでどんな被写体を写せるのか、お伝えしていきますよ。
【ムーミン屋敷】情報カットがカギ
一番のメインエリアであるムーミン谷はキャラクター色が強め。
原作を知ってれば「ああ!コレがあの…!!」となるものが多いですが、それをいっさい排除しても映えられます、大丈夫。
小さい川にかかる橋からのムーミン屋敷は、かなりおいしいアングル。
なるべく広角で写してあげるとイイ。24mmは欲しいところ。
現像は全体的に彩度を高めがオススメですよ。
屋敷そのものは正面よりコケムス(複合施設)側からフレーミングすると、余計なものが入り込みません。
正面はどうしたって入場列の整理をするための柵とか看板とか、現実的なものがありますからね。
ギリギリ根元から写す場合でも全体を撮ってはダメ。
写真はいかに情報をマイナスしていくかがカギなので、インパクトがほしい部分だけ残して後は削ぎ落とします。
それでは地下へGO。
ムーミン的要素がまったく無い構図。
地下は原作でも物置ということもありファンタジーさは薄いので、ありがたくそのシチュエーションをいただきます。
意外とランタンが明るいのでISO200です、この写真。
1階のダイニングへ。
実際はもうちょっと明るい環境でしたが、あえて光量を下げてかすみの除去を強めにかけています。
暗くすることで情報を削いでるワケですね。
ムーミンの世界観は意外と暗め。
原作に合った雰囲気づくりならビビッドな感じより寂しさを表現する方がいいです。
【水浴び小屋】遠景で撮ろう
水浴び小屋はムーミン屋敷と違い、ポテンシャルは低め。
遠景だとリフレクションがキレイに映るのですが…
実際に近寄るとジップラインのワイヤーが丸見え!
湖を空中で横断するアクティビティのものなんですが、小屋のみを撮る目的だと興ざめしてしまいます。
乗ってる人を撮るならベストポジションなんですけどね。
アングルを変えて目立たない努力。
ただ、ワイヤーの存在に引っ張られるフレーミングになってしまうのでは元も子もないですよね。
Photoshopで消すか、あきらめるかはアナタ次第。
【灯台・テント】構図がすごく大事
おさびし山エリアに来ると一気にトーンダウン。
素のままでもムーミン色は感じられないので、余計な配慮はせずフレーミングに集中できます。
灯台ということもあって超広角も用意してましたが、そこまでワイドじゃなくても収まります。
24mmでここまでのフレーミング。
灯台の中は入れません。
とりあえず外側から撮影はできます。ただ映えるかは若干あやしい…
原作を知っていればこのオブジェたちの意味はわかるのですが、ちょっと残念感は否めないかな。
おさびし山エリアは原作に登場するマニアックなオブジェが点在しています。
とは言ってもキャラクター性はかなり薄いので、ムーミンっぽさを出さずに撮ることが可能。
背景にテーマパークらしいものが写らないよう構図を練ってあげれば、なんともシュールな一枚がつくれますよ。
非常に被写体として高難度なテント。
どうみても野営にしか見えず、ある意味ムーミンバレーパーク内でもっともキャラ感がない。人気のある彼のテントなのにね。
ぜひとも構図とフレーミングを計算して挑んでみてください。
「LAGOM」でひとやすみ
テーマパークですから園内に食べるところは当然あります。
が、キャラ色を出さないコンセプトなのでココにしました。
おとなりメッツァビレッジにある「LAGOM」。
雰囲気がIKEAっぽいと思っていたら実際にIKEAの家具を使用していて、もうほぼIKEA。
普段はランチビュッフェですが、訪れたときは感染症対策でセットメニューでした。
IKEAのレストランが好きなら絶対気に入るところです。目の前が宮沢湖ということもあって眺めがイイ!
これは長居しちゃうね。
まとめ
撮影スポットの評価
ムーミンに詳しくなくてもオシャレに撮れます。星4つ。
被写体そのものは意外と少なく、キャラクターグリーティングも限られた場所のみなのでテーマパークっぽさはありません。そういう意味ではガチなファンは残念に感じるかも。
フォトウォークエリアとしては構図がコレほどまでに重要な場所はそう無い!というくらい重要なロケーションです。
「どこから撮るか」によって写真の出来が左右されやすく、かなり高難度。撮るものと撮らないものを見極めましょう。
がんばってチャレンジしてみてね。
おすすめ焦点距離:24-70mm
フルサイズ
ズームレンズなのにかなりのシャープさがムーミン世界の暗い雰囲気にちょうどいい。気圧計を撮影しても帯電した存在に襲われたりしないから安心して。
APS-C
35mm換算で24-84mm。ファンタジー感のある柔らかさを表現するのにちょうどいい。屋敷の地下を撮ってても人喰い植物に襲われたりしないから安心して。
マイクロフォーサーズ
35mm換算で24-80mm。強い逆光耐性でジップラインを写すのにちょうどいい。宝石を身につけてても黒豹に乗った怪人に襲われたりしないから安心して。
アクセス
西武池袋線「飯能駅」から北口のバス停1番乗り場より「メッツァ行き」に乗り約13分、メッツァ停留所下車。車の場合は圏央道「狭山日高IC」からおよそ15分。
専用駐車場があるので車のがオススメです。
駐車料金は最大¥1,500ですが、なんと平日は無料!
ムーミンバレーパークは入園に¥3,200かかります。前売販売だと少し安い¥3,000なので予定を立てて行く場合は前売りの方が絶対オトク。
ちなみに隣接するメッツァビレッジは¥0で入れますよ。
参考 公式サイトムーミンバレーパーク