- 観光客が少ないルートで撮りたい!
- 大自然な絵を写したい!
- ちゃんとした登山感を味わいたい!
高尾山のコースのなかでも上級者向けルートになる6号路。
1号路をまったく経由せず、スタート地点から違う登山まっしぐらのコースになります。
ここはビギナーが余裕ぶっこいて登ってはいけないところなのでカメラ等の機材がそろっていても調子に乗ってはダメ。山装備が必須条件です。
では全編トレッキングの中でどんな被写体に出会えるのか、お伝えしていきますね。
序盤はゆるやかコース

6号路はケーブルカー乗場の清滝駅の横を進んでいくとたどり着きます。入口が違うってのが玄人感があっていいですね。

苔むした柱がいい味出してます。ビギナーが足を踏み入れてはいけない雰囲気がたまらない。

1号路の序盤のように急な坂ではなく、非常にゆるやか。このあたりはまだ散歩気分で全然平気。
いまのうちにカメラの調子を確認したりウォームアップしとこう。

山道の右側には川が流れています。
降りて来られるところもあって楽しいですがスニーカーだと危険。すべって転んでダメージを負いかねません。身体もカメラも。

琵琶滝(1号路方面)への分岐点。もしトレッキング装備じゃないのにここまできてしまったら、右手から1号路に行きましょう。
左手方面から6号路の登山っぽさが始まりますよ。

高尾山でよく撮れる根っこ。
テクスチャをゴリゴリ、コントラストはアゲアゲでいかつくなります。被写体としては最高ですがちょっと歩きにくい。

小さな橋がちょこちょこと出てきますが、被写体にはやや弱め。映えさせるにはパースを効かしましょう。橋撮るなら4号路のがオススメかな。
ボーダーラインの大山橋

いよいよ険しさが増してくるターニングポイント大山橋。
いままで右側にあった川を渡り反対側にいきます。

ダンジョン感が強くなってきました。
うっそうとした森の中な絵が撮りやすく、フレーミング次第では一般的な高尾山のイメージとは違う印象を出せます。

道なき道をゆくガチ登山…
写真ではそう見えますが実際はそうでもないです。切り取り方によって雰囲気って変わりますね。


山道を広角で撮ってあげると「そんなとこ通るの!?」とビックリさせるような絵にできます。
まぁホントにそんなとこ通るんですが。
飛び石から階段へ

ここから6号路のメインスポットになっていきます。
橋を渡って左方面は稲荷山コース。もちろんそちらには行かず右奥へ。なんと道じゃない方が正解ルート。わからんて。

沢の中を進む「飛び石」の道。
日によっては水量が多い時も。行った時は湿ってる程度だったので撮れましたが、基本的には撮影しない方が安全。

初見だとこのまま進んでいいのか不安になります。しかもほかの登山者がいない状況だと確認もできない。
できれば最初はオンシーズンに来て慣らしたほうが良さげ。

どうしても沢の中での撮影をするなら、足場がしっかりしているところを選んで行いましょう。
構図撮りのためにウロチョロするのは悪手ですよ。

なんとか飛び石を抜けて進むと6号路の最終試練、約380段もある階段が見えてきます。
さぁ呼吸を整えて水分補給しておこう。

2021年にリニューアルされてキレイな階段になりました。
根本から撮りたくなるのは最初だけ。そのうちバテるから。

縦撮りでキメるよりも階段のうねりをフレーミングしてあげたほうが奥行きが出てイイ感じになります。
あとはひたすら登るのみ…!

階段踏破。
1度も休まず登りきりました。さすがに疲れたので休憩地でひとやすみ。山では甘く見ずに休憩は必須ですよ。
さて、これにて6号路は終了。あとはこの先の5号路の交点経由で頂上にいくだけ。
そして山頂へ…?

6号路も3号路と同じく、山頂のまわりを周回してるターミナル的なルートである5号路にぶつかります。ここでは撮れ高ないのでさっさと頂上に行っちゃいましょ。

山頂からの景色はやっぱ格別!
登山者の頭をすこし構図に含めてあげると高尾山らしさが出ますね。頂上はなんだかんだで人多い。

さて、本来ならば締めなのですが、ちょっと足を伸ばして山頂からさらに先へ進んでみます。

「これより先は奥高尾です」
はい、いよいよ登山ガチルートが出てきました。一応6号路は上級者向けではありましたが、ここからのエリアはレベルが違います。レベチです。

うっそうと茂る山の中。一体どんな被写体が待っているんでしょう。奥高尾はまた今度。おつかれさまでした!
「細田屋」でひとやすみ
奥高尾への入口あたりにあるもみじ台の「細田屋」さん。
せっかく山頂から先へ進んだのならココで食べていきましょう。

なめこ汁(¥400)がちょうどいい量でオススメですよ。
※細田屋さんは不定休なので営業してたらラッキー♪
まとめ
調査結果
行きやすさ | |
撮りやすさ | |
被写体の多さ |
- 観光客が少なく撮りやすい
- 大自然の写真が狙える
- 階段映え
- 登山装備ないとダメ
- 体力と持久力が必須条件
上級者向けルートのため、トレッキングウェアを装備するなどのドレスコードがあります。
序盤は起伏の激しいところはないので比較的撮りやすいですが、大山橋を超えたあたりから山道まっしぐらになるので体力は必須。
登山に慣れていなければフォトトレッキングの前にリハーサルで登っておいたほうが無難です。
飛び石や長い階段など被写体はありますが全体的に難易度は高め。24mmくらいの広角レンズを用意しとくと便利です。ただ、いきなりこのルートを選ぶのはやめておきましょう。
順番としては、①1号路→②4号路→③3号路→④6号路、が難易度のスライドがゆるやかなのでオススメ。自分の体力と相談して挑んでみてくださいね。

アクセス
他のルートと違い、清滝駅からスタートしません。
入り口は清滝駅の側道をグングンと進んでいき、ホントに登山道なんかあるの?と思ったくらいにちょうど現れます。
舗装された道路の途中から外れて進む登山スタイルの人が歩いていれば、そこで間違いないでしょう。