フォトウォークは写真を撮りながら街や公園を歩くシンプルなアクティビティですが、普通の散歩とはちょっと勝手が違います。今回は前日から当日にかけての流れを、フォトウォークを始めるための基本的なステップとして紹介してみますよ。
さあ、楽しくフォトウォークに出かけましょう!
準備を整える(前日)
フォトウォークに出かける前に、いくつかの準備が必要です。基本のキですが、これを怠ると楽しめなくなるので要注意。
カメラのチェック
まずはカメラのチェックをします。バッテリーが満タンに充電されているか、十分なSDカードの容量があるか確認しましょう。
たいていの一眼カメラはバッテリー1個で400枚ほど撮影ができます。機種にもよりますが始めたばかりなら1個で問題ありません。SDカードも32〜64GBもあれば間に合います。
また、レンズに汚れがないかも確認しましょう。汚れていると写真に写り込んだりしてノイズになってしまうことも。専用のクロスやレンズペンを活用すると効果的です。
天気のチェック
フォトウォーク中に天気が悪いと写真撮影が難しくなります。
最近の一眼カメラは防塵防滴の機種も増えてきましたが、そういう加工がされていなければ雨で一発でカメラが壊れます。
スマホの感覚で使っていると高額なカメラを台無しにする可能性があるので気をつけましょう。雨の予報の場合はフォトウォークを諦めるか、室内の撮影スポットにしておくべき。
ルートの確認
フォトウォークの被写体を決めるために、ルートを確認しましょう。
公園であればどの入り口から入ってどこを目指すのか。街中であればどのランドマークを目指して何を撮るのか。これを怠ると観光に来ただけの記念撮影になってしまいがち。
行き当たりばったりでイイ写真が撮れるようになるのは慣れてきてからです。あらかじめ興味深い場所や撮影したい景色をチェックしておくと良いでしょう。
撮影のポイントを見つける(当日)
フォトウォーク中には、いろいろな撮影のポイントがあります。ここでは、その中でも特に注目すべきポイントをいくつか紹介します。
建物や建築物
街中には美しい建物などのランドマークがたくさんあります。古い建物や現代的な建築物、色鮮やかな看板など、様々な被写体を見つけて写真に収めましょう。
ストリートから写す画角もいいですが、建物の中に入ってデッキから撮影したり、ビルの屋上にある空中庭園から写してみたり、工夫をしてみるとより楽しめます。
街中の雑踏
街を歩いている人々も、興味深い写真の被写体です。ただ何の対策もせずに撮るのはプライバシーの観点から見てNG。
オブジェの背景としてボカして撮ったり、電車やタクシーをメインとして流し撮りをしたり、人々が自然にフレームインしているけど特定はできない絵作りをすることができれば、素晴らしい写真になるでしょう。
自然の風景
公園や土手など、自然の風景も魅力的です。
中でも国営公園などのキレイに管理された公園であれば、定期的にフォトウォークに適したイベントの開催やオブジェの整備などがされていて、始めたばかりでも被写体に迷うことがありません。
自然の風景は季節によって表情が異なるので、その時々の美しさを写真に残すのも醍醐味です。
インスピレーションを得る(当日)
フォトウォーク中には、常に新しいインスピレーションが待っています。ここではとても重要な3点を挙げていきます。
他のフォトグラファーから学ぶ
フォトウォーク中に他のフォトグラファーが撮影している様子を見かけたら、彼らの目線を学ぶチャンスです。
何を被写体として選んでいるのか、どこを写してどこを写さないのか、細かくまでは分からなくても撮り方から探れる情報はあります。
他者からインスピレーションを得て、自分の写真のスタイルを発展させましょう。
自分の視点を探る
フォトウォークは自分の視点や感性を探る良い機会です。
自分が興味を持った被写体や風景は何なのか、分析をしてみると見えて来るものがあります。大自然に惹かれる、都会の雑踏にワクワクする、人工的なオブジェに心を奪われる、など。
自分なりの視点で写真に収めてみましょう。
楽しむことを忘れない
最も重要なことは、フォトウォークを楽しむことです。
SNSでの「映え」を意識しすぎて撮影することにプレッシャーを感じてしまっては元も子もありません。
ストレスを感じることなく、自分のペースで街や公園を歩きながら写真を撮りましょう。楽しむことが最高の写真を撮る秘訣です。
まとめ
フォトウォークは、写真を撮る楽しさと探検する楽しさを組み合わせたワクワクするアクティビティです。
準備を整えて、撮影のポイントを見つけ、インスピレーションを得ながら、自分だけの素敵な写真を作り上げてみましょう!