フォトトレッキングで重要なのはカメラでもレンズでもありません。
登山ウェア?と思った人は惜しい。もちろんそれも大事ですが、注目すべきは外見ではなく内側になります。
それは炭水化物。
散歩なら気にしないどころか、ダイエット目的だったりするとむしろ炭水化物は摂りたくない栄養素。でもトレッキングは日常ではありません。
油断すると下山できなくなる可能性もあるため、エネルギー源である炭水化物は必須なんです。
フォトウォークとの違い
フォトウォークは公園を歩きながら撮るのがメインになります。特に整地された公園なら日常感覚でなんら問題なし。むしろカメラやレンズの種類にこだわりたいところ。
ところがフォトトレッキングとなると話は違ってきます。フォトという名がつくものの、やってることはトレッキングがメイン。
本格的な登山じゃないにしても「さんぽ程度」の感覚だと危険な目に会うこともあります。
足の筋肉が重要
整地公園と違って登り下りする体力が必要というのもフォトウォークとは異なるところ。じゃあ筋トレすればいいのかというと、ちょっと違う。
もちろん筋力がなければトレッキングなんて出来ないのでトレーニングは欠かせませんが、体力に自信があってもエネルギーが枯渇すれば筋肉が動かなくなります。
そうなると足の筋肉がやられて伸縮出来なくなり、関節を曲げることができずに下山が不可能になるのです。
だから粉物が多い
筋肉のエネルギー源になるのはグリコーゲン。要はこれを枯渇させなければいいんです。グリコーゲンは糖なので炭水化物の食事でまかなえます。
トレッキング前にはおにぎりやだんごなど食べておき、トレッキング中の休憩にはチョコレートや飴などで糖を急速補給するのがコツです。
よくよく考えれば山や麓にある茶屋は「団子・そば・うどん」のオンパレード。粉物が多いのは理にかなっていたんですね。
おわりに
フォトトレッキングという枠組なのにカメラやレンズの話が出なかったのは、トレッキングという非日常の環境に身を置くから。コンビニ行く感覚ではダメなんです。
登山経験のある人なら常識でしょうけど、フォトウォークの延長で興味を持った人は注意が必要。体のコンディションはカメラの性能より大事です。
炭水化物、取り入れていきましょう。
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