【高尾山 4号路】望遠レンズで山の花を撮ろう!スリル満点の足元注意な撮影スポット

完全に望遠レンズ向き
  • 120mm以上を推奨
  • 道が狭い
  • ⚠︎滑落注意

観光で行く人も多い、都民の憩いの場「高尾山」。

1号路はケーブルカーやリフトもあり道も舗装されてて日常の延長と行った感じですが、一歩ルートを外れるとそこは自然の山そのもの!

うっかり普段着で踏み入れると後悔するどころか非常にキケン。

「そんな装備で大丈夫か?」と心配してくれる人はいないので、山歩きウェアは絶対に身につけて行きましょう。

さて今回は4号路

【高尾山 1号路】カメラ片手に大人の遠足に行こう!都民なら必ず訪れる憩いの撮影スポットでは観光ルートでの撮影がメインでしたが、自然まるだしの4号路では何が撮れるでしょう。

それでは登ってみます。

草と木のフレーミング

浄心門のところまでは1号路で来られます。

ケーブルカーorリフトでもいいし、自分の足で登ってもどちらでもOK。体力に自信があるなら全編おのれの足のみで挑んでみましょう。

いざ4号路へ!

浄心門の脇道からこっちのルートに入れるのですが、景色が急に一変しておもいきり山の中。

はい、間違いなく登山です。

春先ということもあって花がゆるやかに咲いてます。

高山植物とまではいかないでしょうケド、さすが山の中なんで草花には困らないですね。

120mmで写してあげれば明るいレンズを持っていなくてもキレイにボケ味が出せます。(この写真はf/4.0)

山の中なんで草花には困らない…

とは言いましたが、マジで草と木しか視界に入りません。花に遭遇できればヨシと言ったところ。

1号路は観光ルートだけあって被写体が豊富でしたが、ここはヤバイ。

フォトトレッキングとして成立するんでしょうか。

滑落注意のダートコース

被写体があるとかないとかより、道が狭い!

ファインダー越しの私の世界に入り浸ってると非常にキケン。
ただでさえ撮るものに乏しいので「なんか撮んなきゃ!」と探し回ってると滑落の恐れがあります。

ホラ、まさに!

怖っわ。

木がブッ倒れてるんですけど。

こんなものが撮れるとは想定のナナメ上をいってます。

あきらかに人の手で切った断面。伸びすぎて危なくなったから管理の方が切り落としたんでしょうかね。

スゴイなぁ…

唯一の撮影スポット「みやま橋」

4号路で外せないのが吊り橋の「みやま橋」。
(木々が多いとわかりにくい)

この橋を目当てに4号路を選ぶとか選ばないとか。

かなり頑丈なつくり。

山の中の吊り橋って「木材で出来ててツタが切れそうでキシキシいうイメージ」がありますが、現実的に考えればそんなワケないね。

この橋、フレーミングがかなり困難です。

24mmの広角ですが入りきりません。16mmとか持ってこないとキレイにすっぽり画角に収めるのは難しいでしょう。

ただ広角レンズはデカくて重いッ!

荷物はできるだけ軽くしたほうがいいのでココはあきらめが肝心。

人工物なだけあってパース撮影が可能。

記念写真を撮る人もいてタイミングが悪いと撮影待ちなんてことも。

まぁ、これが目当てでこのルート通ってますからねぇ…仕方なし。

橋に誰もいない状況であれば良いフレーミングを狙えます。

彩度を落としてLightroomでかすみをかけてあげればアヤシイ雰囲気に仕上げることも。

山頂まではフィールドダンジョン

いよいよフォトトレッキングからフォトが消えてトレッキングになってきました。

登ることに集中です。

木が道をさえぎってきた!

無視して登ることに集中です。

滑落しそうなとこに咲いてるシャガの花。

危ない場所からフォトトレッカーを誘ってきます。マクロで撮りたくなるのをこらえて登ることに集中です。

セーブポイントに到着。

ここは「いろはの森コース」との分岐点にもなっています。慣れないうちは道迷いが怖いので急なルート変更はやんないほうがベスト。

階段化してる山道はローアングルで撮ると迫力満点。

バリアングルモニターのカメラならしゃがむ程度で撮れるのでオススメ。間違ってもファインダーを覗いちゃダメですよ。構図を練ってるあいだに落ちます。

ミニ男坂女坂。

ん?この場合どっちが?

いよいよラストスパート。

なんとなくゴールが近い雰囲気になってきます。

なんか人工物が見えてきたッ…!!

もうちょい!

ゴール!!!!

山頂手前の1号路に合流です。

観光ルートに来ると安心感がありますね。ふぅ。

そして山頂へ

お約束の高尾山頂。

普段は人でいっぱいなこの場所も今回はチラホラいる程度。おかげで構図に気を使わず自由に撮ることができましたね。

山頂から八王子の町並みを撮るには24mmはとても使いやすい。

あんまり広角だと木々がフレームインしてしまうので、ちょっと絵的に野暮ったくなってしまうことに。

訪れたのが4月だけあって桜がまだいました。

葉桜って全面ピンクより色のバリエーションが多くて好きなんですけどね。

空をふんだんに入れて開放感のある一枚を狙ってやりましょう。

これぞフォトトレッキング!!

「紅葉屋 本店」でひとやすみ

高尾山は食べるところには困りません。

蕎麦屋からカフェに至るまでなんでもありますが、
今回選んだのはここ「紅葉屋 本店」。

山菜そば(¥900)をいただきました。

独特のツルツルとした食感で非常にオイシイ!とろろ芋が練り込んであるのかな?

今度は名物のとろろそばにしてみよ。

まとめ

撮影スポットの評価

高尾山 4号路
行きやすさ
(3.0)
撮りやすさ
(1.0)
被写体の多さ
(2.0)
総合評価
(2.0)

望遠ズームがないとキツイ!星2つ!

全体的に道が狭く、滑落の恐れがあるので撮影のために被写体に寄ったり引いたりができません。

35mm換算で120mm以上の望遠は最低限必要です。マイクロフォーサーズなら12-60mm、APS-Cなら16-80mm、フルサイズなら24-120mmあたり。

ホントは300mm以上の望遠がいいけれど、トレッキングで大型のレンズを持つのは重いし邪魔になるしでオススメできません。単焦点ほどバカでかくなるので中望遠くらいのズームレンズがベター。

あとはフレーミングと構図を駆使して、むりやりにでも絵作りをする心意気が必要。当然足場は狭いですから撮影に気を取られすぎないように注意しましょう。

あくまで主体は登山!きちんと装備を整えて挑んでくださいね。

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おすすめ焦点距離:24-120mm

フルサイズ

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ハーフマクロにもなる利便性この上ない1本。意外と重くないからまさにトレッキング向き。ただし納期は悪いから要注意。

APS-C

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35mm換算で24-120mm。キットレンズにもなっているので入手のハードルが低い。上記と同じ通しF4で扱いやすい。

マイクロフォーサーズ

35mm換算で24-120mm。この中ではワイド端でF2.8を持つ一番明るいレンズ。ライカと聞いてテンション上がる人はコレ。