都心から1時間足らずで行ける大自然で都民の憩いの山にもなっている、まさに富士山のような存在、
それが「高尾山」。
観光地としても有名なのでいつ来ても登山客で盛りだくさん。
朝から登る方がほとんどで年配の方や学校の遠足で小学生が来たりと、比較的やさしい登山ができるので初心者も安心してチャレンジが可能。
その分、人がいっぱいで撮影にはちょっとしたコツが要るかも!?
ということで登って行きます。
【1号路入口】機材の準備を済ませよう
朝も早よから人だかり。
さすがミシュラン3つ星の高尾山と言ったところ。
遠足のド定番なだけあって小学生もたくさんいますね。
登頂にはいくつかのルートがあるのですが、あくまで1号路のフォトウォークが主体なので文明の利器を使うことに。
一応、登山ではないスタイルで挑みますよ!?
玄関口である「清滝駅」ではケーブルカーかリフトかを選べるので、撮影目的ならリフトのがオモシロイ。
気になる提灯。
コレも目的のひとつ。
【リフト】ブレ補正ないとキツイ
結構ガタガタと揺れるリフト。
6.5段ブレ補正のおかげで難無く撮れてるけど、そうじゃないカメラだとかなりキツイかも。
ところどころにあるオブジェ。
いや、オブジェじゃなくて必要なものなんでしょうケド。
え、乗りながら吸うヤツが居るの!?
夜に来たらちょっと怖そう。
足元にあるネットのおかげであまり高さは感じない。
でも高い所がニガテな人はケーブルカーのが無難かも。
【山上駅→ケーブルカー駅】程よい絶景
さて、リフト組はここからが登山スタート。
リフト山上駅の周りはいい景色が見れなくもないけど、まだまだな状態。
撮るモノは無いに等しいので1号路を先に進もう。
しばらくはフツーの坂道が続いて行く。
被写体どこー?
ケーブルカー駅あたりまで来ると、結構な絶景!これは広角レンズが大活躍です。
24mmでもこの広さなので12mmとかの超広角なら更に圧巻。
ちなみにケーブルカーで来ると最初がココ。こっちのが感動するね。
ここにも絶景がっ!
ニヤニヤが止まらない。
【浄心門】パース撮影にチャレンジ
ここに来るまでに「たこ杉」「さる園」があったのですが、やはり観光地だけあって人がすごい。
ちょっと撮影は難しそうだったので一気に「浄心門」まで到達。
このへんから、いかにも参道と言った感じになりますよ。
ダンジョンの入り口も発見。
はい、行ってはダメですよ。今回は山装備してませんから。
ここの参道はなかなかフォトジェニック!
パース感を出すと雰囲気出るね。
さらに進むと「男坂」「女坂」の分かれ道が。
男坂の階段が圧巻なので映えを意識するならこっちを選ぼう。
108段あるけどフォトウォークなんだからしょうがない!
【薬王院】ストリートフォトの要領
高尾山の名所と言えば「薬王院」。
1号路全体的にそうなんですが、観光客がひっきりなしなので正直撮るのは難しい。
フレーミングを考えてじっとこらえて待ちましょう。
誰もいなくなるわずかな一瞬って、なかなか訪れないんだよ…
敷地内は「誰もいない一瞬」は、ほぼ皆無!
ここは潔く観光客の方々にも写ってもらいます。
街中でのストリートフォトのような要領で人物だけをブラして撮るか、Lightroomの修復ブラシで顔をボヤかすのがベスト。
あとは写真全体をノスタルジックな色調へ補正すれば、なかなか雰囲気が出ますよ。(これはネオノスタルジーのフィルターを使っています)
空の水色と朱色とのコントラストが気持ちいい。
神社仏閣の門は、空と一緒にフレーミングするのオススメ。
一眼の神様?がおわします。
いいカメラとレンズに出会えますように!
柔和だけども静かな威厳が美しい。
ストレートに被写界深度を浅くして臨んでみましょう。
【山頂】ムリ
薬王院から更に登ってたどり着いた頂上。
この変なフレーミングの写真から察して頂きたいんですけど、写真撮影はめっちゃ困難ッッ!!
記念写真なら気にする必要はなくても、アップロード前提だとあまりにも人が多すぎて個性を消すことができません。要注意ですよ。
とは言っても、山頂なので景色は最高!
時間帯によっては逆光になってしまうけど、だったらゴーストを入れてしまうのもアリ。
たっぷりの青空にゴーストって味になるよ。
やまびこ茶屋で小休止。
ここでは食べず、最後のお楽しみの為に我慢!
ひと缶だけなんか呑んだけど…
さぁ下山しよ。
【さる園】望遠レンズが大活躍
行きに素通りした「さる園」が空いてたので突入。
望遠レンズを持ってなかったから、どこまで撮れるかちょっと冒険。
建物内からはガラス越しにお猿さんを激写可能。
意外と反射しないのでPLフィルターなしでも余裕です。
屋上に上がると猿山全体が見通せます。
ただここは広角で撮っても意味はないところ。200mm以上の望遠が必要なので持っていくかクロップするかで乗り切ろう。
エセ任天堂っぽさ。
職人か。
闇取引。
やっちまった感。
「高尾山ビアマウント」でひとやすみ
高尾山といえば忘れてはいけないのがビアマウント!
もはやコレ目的で登る人も多いほど。
食べ放題飲み放題で大人ひとり¥4,300(2023年時点)。
2時間制で超過分は延長料がかかる仕組み。
まぁ妥当な時間制限ですかね?
と思ったら時間なんてトロけるように過ぎていきます。
ソロ登山じゃない限り、2時間以内で済ますのはほぼ無理ゲー。
もう超過前提で飲みましょう。
まとめ
調査結果
行きやすさ | |
撮りやすさ | |
被写体の多さ |
- 観光地で被写体がたくさん
- 人が多くて安心
- ビアマウントが最高
- 山頂はフレーミングが難しい
- 山なので体力ないとキツイ
被写体は多いけど撮る目的によって難易度が変わります。
1号路はほぼ観光ルートということもあって各スポットの全景を撮影するのにちょうどいい。
ただ土日のショッピングモールのフードコート並の人だかりなので、僕のように記事化したりSNSに載せたりするなら最大限の注意は必要です。
観光客の個人を特定できないように、加工なり修正なりのテクニックは習得しておきましょう。
あと、一応登山ではないにしても高低差のある坂を登り降りするので「運動しにいく」という意識は持っておくといいです。
油断してるとバテるよ!
アクセス
京王高尾線「高尾山口駅」から徒歩7分ほどで1号路の入り口に到着。
ケーブルカーとリフト共に片道¥490、往復¥950。100%降りてくるわけですからハナから往復で買っておいた方が楽です。
終電が夏場は18:00、冬場は17:15となっているので、のんびりし過ぎると真っ暗な中を下山することになるから気をつけましょう。(ビアマウント開催中のみケーブルカーが21:15まで)
車でも周りに駐車場があるので来られますが、激混みするので大人しく電車のがいいですよ。