企画「中央線ロケハンの旅」スタート

純粋な読書では、本よりKindleの方が上回る。

本というモノは物理的にカタチを持っているので、
触れることができる。

文庫本サイズから百科事典のようなサイズまで様々。

上下巻があるものや
十数巻にもわたる長編なら
並べた時は、さぞや圧巻に違いないだろう。

しかし、
この先を突き詰めてしまうと
いささか「インテリア」な感が否めない。

本棚にズラッと並べる楽しさ。

気になる本を買った時の興奮。

満足なのは間違いないけれど、
所有欲で終わってしまう場合がある。

買ったことに満足し、
さわりの部分だけを読み、
大事に大事に扱う。

まるで高級酒をチビチビと飲むような。

ここで忘れてはいけないのが、
本は「読み物」であると言うこと。

生ハムを限りなく薄く切って食べるような扱いでは、
読書とは言えないのではないか。

この点では
Kindle(電子書籍)の方が
純粋な読書に没頭できる。

何もカタチを持たない文章データ。

読む端末も
スマホやタブレット、パソコンなど様々。

ここには装丁の概念など存在しない。

本そのものの、
原始的な中身とがっぷりと四つに組む。

本の重さもインクの匂いも
紙に触れる感触も、何もない。

作家の目的が読んでもらうことであれば、
Kindleほど適したプラットフォームはないだろう。

しかしこれは諸刃の剣。

原稿そのものをぶつけるに等しい行為になるので、
内容以外は意味を持たない。

ストレートに、
美味いか不味いかを判断されることになる。

目的を何と捉えるかによって
本かKindleかを天秤にかけた方がいいと言えるだろう。

 

…と、まぁ
哲学書なんかを読んでると
こんな口調になるんですわ、ハイ。

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